建築業界
2021年03月21日
第13回社長通信公開
社長通信公開 2019年9月24日
第13回テーマ「新規の取り組みはなぜ必要か?」
皆さんおはようございます!9月も後少しとなり今年も後3か月と何日かです。先々週はスモールサンゼミアワードに出席をして来ました。それと女性社員さんは名古屋で建築業界に女性従事者を増やす取り組みを行っている、「ガテン女子推薦委員会」のイベントに参加を頂きました。
まずはスモールサンゼミアワードです。こちらは私と専務で参加をしました。
スモールサンとは立教大学経済学部名誉教授山口義之先生が主催をしている、中小企業向けの勉強会です。主な内容は「新規事業、新規顧客、助成金活用」など「売上戦略、利益戦略」などを勉強しています。
ここでは三つの力を持とうと言われてます。
三つの力は「問う力、読む力、繋ぐ力」です。
問う力は自分自身の事業を問い現状のままで良いか、改善点は無いかを常に問う力が必要だと言われてます。
読む力は時代の変化を読み外部環境変化に対応出来る経営者になっていこうと、言われます。
繋ぐ力は中小企業には「人数、技術、資金」に限界があり、他社と連携をして問題解決に当たろうと言われてます。
最近は「感じる力」が必要だとも言われます。他社の取り組みを聞いて自社にどう置き換えるかが重要です。分析力が経営者には求められます。
アワードでは中小企業の製造業で工場内を「無人化」に成功させたHILLTOP株式会社の山本副社長の基調講演もありました。制限を持たず失敗を恐れず常に挑戦をし続けて、切削工場の完全無人化に成功した話は前例だけではなく常にチャレンジをしていく、重要性を学びました。当社も電気工事の変化により新しい仕事が増えて行きます。現状維持では停滞を招き、衰退をして行きます。私もそういう会社を何社か見てきました。中小企業は人数が少ない分環境変化に対応し易いです。現状だけでなく常に時代の変化を見据えて、新しい取り組みが求められます。私が外部に行き色々な会社や話を聞いたりしている理由はそのためです。
次に社員さんが9月21日に愛知に行って参加をしてもらった「ガテン女子推進委員会」についてです。この委員会は当社の経営指針発表会にも参加頂いた、株式会社アウテック松阪の穂谷あかね社長を中心に建築業界で働く人が内勤の業務だけでなく、女性の感性を生かし現場で働いてもらう人材を増やしていき、建築業界活性化を図るために始めたものです。「今回は女性でもオシャレに着れるユニフォーム」として社員さんが実際にユニフォームを着てもらい参加者に見てもらう企画でした。
21日は社員さんのみの参加でしたが好評でモデルとして参加をした中から、翌朝の中日新聞の記事に写真で紹介されました。
今後人手不足は続くので採用に関して様々な手を打っていく必要性もあるので、このように外部に出てネットワークを構築し準備をしていく事が重要です。
皆さんも異業種や他社と交流する機会があればお声がけをするので、積極的に参加をして下さい。
このような活動が出来るのも普段からの皆さんのご協力があるからです。改めて御礼申し上げます。
代表取締役 吉田雄亮
2021年03月09日
2019年7月22日第6回社長通信公開
おはようございます!2019年7月22日第6回社長通信を公開します。
消費税増税前オリンピック開催予定の前年でしたが景気後退がこの頃から他業種では出てました。時代の変化を感じます。
第6回社長通信 「他業種と建築業界」
皆さんおはようございます!関東地方の梅雨明け宣言は、今週中旬以降になりそうです。梅雨明けとなれば気温も上がるので、現場作業の皆さん体調管理に充分気をつけてください。先週、先々週と現場もいくつか回って来ました。ある現場では納まりがの不具合を担当者、協力会社さんと纏めてもらい順調に進んでいます。
公共工事の現場では決まり事が遅く、建築工程が遅れているので担当者も心配してましたが、自身の「セルフコントロール」は出来ていました。
冷静に話をすると生産性が上がるので、私自身も「セルフコントロール」を大事にしたいと再認識をしました。
竣工現場でも追加請求を貰えるほどの「良い評価」をお客様から頂いております。お客様の担当者が当社以外の現場が大変な分、当社の現場は心配事が少なく納める事が出来た。
都内大型現場では夜間工事が続いてます。時間の融通をしてもらい感謝します。
これから受注予定の現場も、打ち合わせに行って来ました。現在お客様担当者が仕様や数量表を作成中です。本格的な乗り込みは、10月以降になりそうです。
若い担当者の方ですが元請け会社とも、打ち合わせを密にして図面作成を始めているそうです。今年の年度末に向けて大型案件の一つになります。正式に工程が出次第再度調整をするので、ご協力をお願いします。
7月8日(月)には生命保険会社主催の「建設・不動産異業種交流会」に行って来ました。
「ホームページを見ました」「計装工事が得意分野」「電気工事会社を探している」など相手方から名刺交換を求められることが多かったです。
この日用意した名刺は25枚ほどしかなく直ぐに名刺が無くなりました。大手電気工事会社ともお話をしましたが、「人手不足」「オリンピック以降の単価下落」についてはかなり警戒をしているようです。この交流会のご縁で照明メーカーのLED工事を行っている会社と面談の予定です。今期の経営指針書にも「顧客増」を掲げております。
「経営の現状維持は衰退」と良く言われます。私が経営指針を成文化は初めて行ったのも、お客様2社の売り上げが65%以上でこれを何とかしたいと思い、経営指針を受講した経緯があります。現在の売り上げ構成は多い会社でも15%前後です。
以前お客様の社長とお話をする機会がありました。その時「当社は10%を超える売り上げ構成にしない方針で営業してます」とおっしゃってました。
お客様を増やす理由は「1社あたりの依存度を減らして、仕事が減った時期でも必要な数を確保する」ために行っております。
7月12日(金)知り合いで製造業の社長さんが元請け会社に呼ばれて、現在の会社の状況説明に行ったそうです。この会社さんは問題が無いですが、地元では厳しい会社も多くなり現状報告を求められたそうです。
この業界は中国の不景気などもあり、生産が昨年より3割少なく、下請け会社の経営が厳しくなっていると聞きました。関連会社が多い業界なので、今後も影響が大きくなると言ってました。
そう言えば当社も消費税増税前の書き込み需要は、1件のみです。住宅系のリフォーム工事などの依頼も少なく、「先行き不透明感」を他業種は持っています。当社としてもお客様の「将来性」なども考えて、お付き合いをして行きます。
まずは毎日の作業に手戻りが無いように、一つ一つを積み上げて行きましょう。
今週も安全作業でお願いします。
代表取締役 吉田雄亮
最後まで読んで貰いありがとうございます。
2019年12月23日
建設業界の未来
ユニオンテックさんが協賛企業を募り1日討論会や展示会、ビジネスマッチングを行うイベントで2030年の建築業界のある姿を、参加者と考えるイベントでした。
展示会場では現場管理ソフト、職人の技能大会、上の写真のようなデザイン性に優れた作業服など、建築業界をいかに発信しカッコよく働ける業界かを知ってもらう物が数多く展示されてました。
パネルディスカッションでは経営者だけでなく女性の大工工事を行っている人も参加をして盛り上げてました。上から3番目のの写真で建設市場はここ数年拡大をしてますが、
下の写真では建設業の従事者数が減り続けている事が解ります。
そこで作業着のブランドをユニオンテックの社長が自ら立ち上げたそうです。これからいかに魅せるかが、業界を盛り上げるキーワードになりそうです。
そこには多様性のある雇用が企業に求められます。
当社も業務を標準化して解りやすくして、今の社員さんこれから入社する社員さんが働きやすい職場作りを進めて行きます。
そして建築現場でもAIを駆使したロボット化が進んで来てます。
大手ゼネコンでは開発が進み様々な建築ロボットが出て来て現場で活用されてます
これはボードを貼るロボットですロボットが膝を曲げて下の胴縁までボードを貼る動画でした。
今は開発費が高いですが今後は値段も下がっていき、日本中でこういう姿が見れるようになるそれが2030年位だろうとパネラーが予測をしてました。
今後の現場職人さんは最新のテクノロジーを駆使して、「ITエンジニア」として
今よりも更に「スマートにカッコイイ」姿で働く時代が訪れると思います。
私自身も常に新しい事に挑戦したいのと今の社員さんがもっと輝けるように、このような情報収集活動を続けたいです。
帰り際にお客様と記念写真を撮りました。ユニオンテックさんは入社の競争倍率が高く、お客様がいかに優秀かも改めて理解が出来た展示会視察でした。現場管理ソフトは年明けにデモを何社か行い良いものがあれば、採用して業務効率化と見える化を図って行きます。
下のURLが建築ロボットの開発している状況を知らせるURLです
https://kensetsu-gyokai.com/kessokurobot/
2013年01月04日
建築業界での人出不足が始まったようです。
本年も変わらぬ、ご指導ご鞭撻よろしくお願いします。
私は本日より、始動となります。
今朝の日経新聞からです。
東日本大震災の復興需要が本格化する中、建築業界での人出不足が
深刻化しそうです。
ここで、重要なのは建築業界での労働者数が700万人から
500万人を切る人数に、ピーク時から減っており技術者が不足して、
労務単価の高騰と、復興需要の遅れが懸念される事です。
建築業界では昨年社会保険、厚生年金加入業者を増やす指導が、
国交省から来ており。
技術者育成と建築業界社員の福利厚生充実両方が出来る会社を、
数多く増やす必然性が出て来ました。
復興需要で公共事業の物は、復興需要に限り入札条件の緩和などをして、
東日本だけでなく、西日本からも建築会社に参加して貰う、
大胆な制度改革が望まれます。
又、国や地方自治体として公共投資にどれ位掛けて、何を整備していくか
ビジョンを打ち出す必要性があります。
民間のシンクタンクなどに、今後の住宅需要がどれ位あり業界での適性労働者数
予測が、早目に出ればと思います。
コンクリートから人へとの、意味不明なスローガンから決別して貰い、
国土形成の為に必要な業界との認識を、経営者、社員、国民、メディア、
国、地方自治体が今まで以上に持つ必要があると思います。
吉田電工. URL
http://www.yosida-denkou.co.jp/
2012年02月15日
被災地の労務単価が高騰してるようです。
上の写真は日経新聞朝刊からの紹介です。
被災地三県の復興事業ですが、人手不足による労務単価の高騰が起きて、
入札の契約率が大幅に下がっているようです。
成約出来ない率が、宮城県で45%福島県で51%と凄い数字になってますね。
東京、埼玉など関東圏では考えられない数字です。
昨年から、人手不足による労務単価高騰が復興の妨げにならなければと
心配ましたが、現実のものとなりました。
設計価格の変更や、他県業者との復興JVなども行うようなので、早めに改善出来ればと
思います。
おそらく、地元建築関係業者も一時的な忙しさなので、正規雇用を大幅に増やせないのが
実情でしょう。
建築業界は年度末(3月中旬)位で、仕事の区切りもつくのでその後の計画を自治体や
国交省も考慮して発注をしていけば、成約率も改善されると思います。
日経新聞URL転載
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819481E3E6E2E08B8DE3E6E2E0E0E2E3E09F9FEAE2E2E2
毎日新聞URL転載
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20120215k0000m040089000c.html
2011年12月30日
八ッ場ダム工事再開について考えてみました。
http://www.mlit.go.jp/common/000186641.pdf
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20111222-OYT1T00872.htm?from=popin
人(国民)との約束を破るのが大好きな民主党なので、彼らならやりそうな事です。
皆さんも子供の頃に親から「嘘をついてはいけません。約束は守りなさい。」
と良く言われなかったですか?
彼らは親から躾をされてなかったようです。
ダムについてはいろんな問題があり、作ったあとの維持管理に莫大な
コストがかかってしまい、あまり作らない方がいいでしょう。
この予算をつけるなら、土石流などを守る砂防ダム建設を早くやった方が、
費用対効果がでて来ると思います。
しかも、建築業界は被災地の復興に多くの人員を獲られていて、
来年以降も人出不足が深刻化するのは明白です。
今、八ッ場ダムを再開すると人出不足に拍車がかかり労務単価と、
建築資材の高騰が起きてしまい、最終的には復興が遅れてしまう
可能性があります。
民主党の良く解らないスローガンだった、「コンクリートから人へ」の
推進により、建築業界では以前に比べて関わっている人数が減っています。
建築を再開するにしても、復興需要への必要人数や資材などの確保を
まずしてから、ダム工事を再開するか検討するべきです。
理想は「再開するにしても、震災復興を最優先して着工自体は最短で3年後
最高でも5年以内」が理想だと思います。
公共工事も「選択と集中」を第一に予算付けをして欲しいものです。
2011年09月28日
建設関連で人手不足が起きてます。
今日の日経新聞の夕刊見出しから紹介します。
記事によると、東日本大震災の影響から被災地ででのガレキ処理や補修などに、
かなりの人数が仕事を行っているので、人手不足が起きてきたようです。
この表は鉄筋工と型枠大工の過不足感を、グラフにした物です。
震災後に不足感が急上昇しているのが、良く解ると思います。
今都内でも大型現場がかなり有り、人手不足が予想された中での、
東日本大地震大震災発生により、これから年度末に向けて人員が
不足していく中、工期に間に合うかなども心配されます。
労務単価も鉄筋工が9%型枠大工が11%と、単価自体も上昇してるので
建築コスト自体も上がる傾向がしばらく続きそうです。
又記事を読んでいくと、福島県や宮城県などは地震で壊れた瓦屋根の補修などが、
「1年から1年半待ち」となっているようです。
又構造的要因として、リーマンショック以降建築業界の単価下落が続き、
給与減による若年層の離職者が増加して、1990年代7万人いた鉄筋工が
4万2千人にとどまるなど(これは建築工法(PC工法)による減少もあります)、
人手不足に拍車はかけそうです。
鉄筋や型枠などの職人さんは、地方から来てる人もかなりいたので、
東北地方の復興工事で地元に残って仕事をしていれば、このような
人手不足が起きるのは、政府も解っていたはずです。
「コンクリートから人へ」の政策により、人手不足の解消に関しては、
2,3年続くと思います。
こういう時にこそ、誰でもいいのではなく「品質と安全、安心な施工」を
心掛ける会社に施主様、ゼネコンさん、サブコンさんは仕事を発注して
欲しいです。
「人がいないからやっつけ仕事でもしょうがない」だけは絶対ないように、
自分も含めて業界の人皆が心掛けて欲しいですね。