山口義行
2012年05月15日
スモールサン日曜大学

日曜日は立教大学山口義行教授がエグゼクティブプロデューサを努める、スモールサン日曜大学に
参加する為に、立教大学池袋キャンパスに行って来ました。
三部構成となっており、一部が分科会、二部がパネルディスカッション、
三部が懇親会となっております。

第一部の分科会は、ブランディングのプロである安藤竜二さんの講演に行きました。
印象的な言葉に、「仲間であるなら、お酒やゴルフに行くことではなく、
仲間の会社を訪問してお互いに切磋琢磨する事だ」と言われました。
自分も44会の方達とそういう関係を作って行きたいです。
それと、オンリーワン戦略に関しては、100人全員のオンリーワンではなく100人の内
1人のオンリーワン戦略に活路があると力説されてました。
ここには、マーケティング後の戦略が重要だと感じました。
分科会自体話の内容も解りやすく、安藤さんの人柄も出ていたいい分科会でした。

懇親会は食堂を使って300人以上が集まる盛況な懇親会となりました。
紹介頂いた太田様ありがとうございます。
2011年05月17日
スモールサン・日曜大学

5月15日立教大学で開催された「スモールサン・日曜大学」のパネルディスカッション編です。
テーマは「大震災がもたらした戦後最大の”国難”をどう乗り越えるか」
〜中小企業対策と中小企業貢献を問う〜
パネラーには、民主党桜井充財務副大臣、中山義活経済産業大臣政務官(東北地方太平洋沖地震中小企業対策連絡本部長)、自民党林芳正政審会長代理、山口義行立教大学教授。
(豪華メンバーです)
コーディネーターにスモールサン・M&Aプロデューサー萩原直哉氏が行い。スタートしました。
問題提起ととして山口教授が、今回の東日本大震災後中小企業経営者100名からメールをもらい、
経営者側から見た6つの問題点について述べられ。(直接被災を除いた時)
1.販路がなくなる。(手形の焦げ付きや客先の倒産、債権回収の困難)
2.仕入れ先被災による資材調達の困難
3.親会社の工場ストップによる、生産待機状態
4.計画停電
5.建設資材の調達問題
6.風評被害、及び自粛ムード
これらが2次災害として、全国の中小企業に影響が出てるとの報告がありました。
政府側としては、リスケ(借入返済猶予)、融資制度の緩和(長期返済期間、保障料や利子の0に近い制度)
リースに対する支払猶予、復興に対するビジョン、個人経営者(農業、漁業、店舗など)に対する融資をどのように行うか、2重ローンの問題。
など、政府として取り組んでいる説明が具体的してもらいました。
野党の自民党からも同じような意見が出ましたが、原発問題の収束や復興財源についての、
説明をもらいました。
林氏は与党時代に、財務省との仕事も経験してるので、財務官僚の固い気質などを解り易く説明
してもらいました。
桜井氏、中山氏、林氏共に現場から直接声を聞いてそれをいかに政策として反映してくかを、
主眼にしており、心強い印象を受けました。
山口教授が言われた事で、「復興財源を民間企業から出資してもらい、いかに財政出動を減らすか」
なども提言してもらい、M&Aも積極的に行うべきなどとも言われてました。
今回の震災で初めて知りましたが、国は個人の私的財産に対する補償制度は行っておらず、
個人経営の方達が新たな融資を受けるには、組合などを作りそこから借り入れを行う必要が
あるようです。
国や自治体が、工場や店舗を作ってそこに出店してもらったり。
民間で融資を募って、同じように小さい商店街のような物を作るのも、いいかもしれないですね。
3人の国会議員の方たちは、テレビでも何度か拝見してましたが、テレビの前ではかなり遠慮して
意見を述べているのも解りました。
かなり本音が聞けて、与野党ともに相手を尊重しあっているのも、良く解りました。
但し、下で働く議員、大臣、政務官、官僚は協力体制を築きたいようですが、あの人が上に
いるのが、かなりの足枷になっているようです。
テレビでは聞けない本音を聞けて、参加したかいがありました。

懇親会は、立教大学食堂で行われ講師の方や、同友会のメンバーも参加されて盛況に行われました。
名門大学だけに学食も洗練された作りになっていましたね。

同友会の皆様と山口教授との記念写真です。
写真一番左側にいる方が、今回のセミナーを紹介してもらった株式会社 ホウユウの大田社長です。
いつも感謝してます。

これは展示してあった、一つのペダルでアクセルとブレーキを両方動かせる車です。
咄嗟の時に、アクセルとブレーキを踏み間違えないように、開発された物です。
ヒット商品になるといいですね。
2009年10月07日
全県経営研究集会
10月4日(土)午後から浦和駅西口周辺の各会場で、埼玉中小企業家同友会浦和地区設営による全県経営研究集会が開催されました。
基調講演に立教大学山口義行教授をお招きして、「100年に一度の不況にどう向き合うか」をテーマに話をしてもらいました。
山口先生はリーマンショックが起きる前から、サブプライム問題が起きた2007年8月前後からアメリカ発の金融恐慌を予想して、警笛をならしていたので有名な教授です。
又中小企業経営に対する提言や、勉強会の開催などで活躍をされています。
講演の中で印象的だった事をいくつか挙げてみると。
1.アメリカのサブプライム問題やリーマンショックで何故日本の景気が急速に悪 化したか?(証券の格付けの低下、それによる株価の下落、銀行の自己資本率の低下、貸し剥がし貸し渋り、円高による輸出企業の業績不振)など連動制についての話。
2.大手自動車産業の見通しの甘さによる、業績の大幅低下。関連する中小下請け企業の業績大幅悪化。(この件に関しては2月27日の自分のブログを見て下さい。)
3.サブプライム以上に深刻な、アメリカ商業不動産下落による金融危機第2段(景気の2番底)が起きる危険性がある。
4.日本がこれから成熟期に入るか、衰退期に入るかはこの何年かの個々の努力に掛かっている。
全体の話を聞いてみると、景気が本格的に回復するのはまだまだ時間が掛かるようです。
政治でも新政権になり、しばらく混乱も続きそうです。
企業経営者も様々な情報を集め、いろいろな方面(行政、異業種、金融など)と連携をとりながら、フレキシブルに対応が求められそうです。
経営指針という作成に時間がかかる物より、緊急的に作成する経営計画が重要になりそうですね。
分科会を経て懇親会は浦和コルソで行われました。
今年の懇親会は出席者350人前後と、例年にない盛況ぶりで不況の時期こそ、同友会での連携を自社の経営に生かしたい方が数多くいたようです。
主賓には上田埼玉県知事、清水さいたま市市長、埼玉りそな銀行関係者など近年まれにみる、豪華な主賓の方に出席頂きました。
上田知事が写真撮影のサービスで、各テーブルを廻って頂いたので、戸田蕨地区で記念撮影も行いました。
浦和地区会は44会のメンバーを初め、顔なじみも方も多かったので親交を深める事が出来、有意義な時間を過ごす事が出来ました。