南相馬市
2012年03月10日
南相馬市に行ってきました。
同友会全国経営研究集会終了後、同友会会員の方と南相馬市へと行ってきました。
住所をカーナビに打ち込んだ所、「ナビが7年前の物で住所を打ち込んでも表示しない」
事が解り、ナビの画面とiphoneの地図を見ながらの出発となりました。
今回全研に参加したのは、福島での開催なのと時間があったら南相馬市に行ってみたい
思いが強く参加しました。
郡山市は福島の中心部で、そこから南相馬市の沿岸部までは80キロ近い距離があり、
立ち入り禁止エリアなどもあるので、ナビ以外に標識などを見ながらなんとか現地に到着しました。
iponeは山間部の峠を走る時は、圏外になるので余り役にたたず、ドコモとAUは使用出来てました。
(孫さん課題が見つかりましたよ)
南相馬市に到着すると、市街地は車の台数が大変多く地方都市らしい商店も数多くあり、
「町の人たちは自分とたちの故郷に誇りを持って元気に暮らしている」のが
実感出来ました。
現地到着が2時半前後でお昼をまだ食べてなかったので、coco’sとマクドナルドが隣接してる
所があり、何故かマクドナルドが休店してます。
お店の張り紙には「当店は、原子力災害による、自主避難、屋内避難区域に指定されているため、
営業の再開が出来ない状態となっております。大変ご迷惑をお掛けしてます。」
と書いてありました。
隣のcoco'sは営業していて、女性客の方で大変賑わっているのに、何故なのか事情は
良く解らないです。(正確な情報がないのでこれ以上書くと誹謗中傷になるので、止めておきます)
石巻を訪ねた時も同じですが、津波が無かった所は地震での被害のみなので、一年近い経過で
落ち着きを取り戻した感じがありましたが、沿岸部の津波での被害が大きい場所は
石巻で見た光景と同じでした。
ガレキの撤去はかなり進んでいるようです、被害にあった車が集積されてましたが、物凄い
力で破壊されている車両が何台もあり、災害の大きさが改めて実感出来ました。
ナビの地図に、郵便局のマークがありその場所を通ってみると基礎と駐車場のアスファルト以外は
全て流されてました。
地域にとって郵便局は生活の拠点として、大変重要な物ですがこのような状態です。
沿岸部にはこのように、建物の基礎だけは残っていて津波で破壊されて何も残ってない
場所が数多くありました。
ここには、南相馬市の方達が日々生活されていて、それが地震と津波により全て奪われていったのが、
良く解ります。
こちらは防潮堤の写真です。
津波により破壊されてます。
ガードレールや道路、橋の手摺が破壊されて復旧が出来てない場所もかなりあり、
「復興にスピード感が無い」と言われるのも良く解ります。
以前ブログで紹介しましたが、福島県の公共工事成約率が5割前後との事実もあり、
それも復興の遅れになる要因かもしれないです。
帰りは南相馬市から相馬市に向かい、山間部を通って福島市から高速に乗り、
自宅の到着は23時過ぎとなりました。
南相馬市、相馬市共に沿岸部以外は以前のような生活を取り戻してきているのが、
解り福島の方達の復興に対する団結力が実感出来、行ったかいがありました。
復興事業に自社が参加出来るかは解らないですが、入札のJV制度もあるので、
実際の仕事で貢献出来ればと思ってます。
自分のわがままを聞いてくれた、柴田さんには非常に感謝しております。
改めまして、ありがとうございました。
yosidadenkou at 13:01|Permalink│Comments(0)│