マスコミ
2010年02月04日
説明責任について考えてみました。
石川議員が、小沢氏秘書時代の政治資金虚偽記載の問題で逮捕され、他に二人の秘書が逮捕されました。
3人は起訴され、裁判で有罪か無罪かを争うようになると思われます。
一方小沢氏は、今回不起訴となりました。
自分は報道以外はこの件で、知っている事は無いので、特にこの件で話をするのはやめておきます。
ここで最近耳にする言葉で、「説明責任」というのが良く出てきます。
この説明責任ですが、意外と難しいのが現実のようです。
政治家や有名人でもいいですが、何かあると説明しろ、お前には説明責任があるとマスコミは相手を攻撃します。
ここで本人が知ってる事を全て話したと仮定しましょう。
そこで、それを聞いた人が自分が思い描いていたストーリーと違う話だとします。
するとどうなるか? 「説明が足りない、さらに説明責任がある」と聞いた相手は要求します。
説明をしている人が、自分が考えている事を話すまで、何回でも同じことを要求します。
今の図式はこのようになっています。
小沢氏の件で置き換えてみると、「秘書には自分が指示をした」 「支持はしてないが責任はあるので、幹事長は止める」 「党に迷惑を掛けたので、議員辞職をする」
この答えを言うまで、新聞、テレビキャスター、評論家などは説明責任を言い続けるでしょう。
これが正常な報道の在り方でしょうか?
こういう考えが普通になっている限り、冤罪がなくなる事は絶対に無いでしょう。
何しろ相手の言う事を信用しない世の中を作ろうとしてるとしか、自分には思えないからです。
2009年08月31日
衆議院総選挙
昨日行われた衆議院選挙では民主党が308議席を獲得して、政権交代が実現しました。
今回自民党は7月21日解散8月30日投票の日程で、総選挙を行いましたがこの日程が惨敗の原因の一つだと思います。
解散から40日と言長い選挙日程の結果、小沢氏に刺客候補など選挙準備期間を与えてしまい、かえって議席を減らしたような気がします。
それと麻生さんは解散の際議員懇談会で「行き過ぎた市場原理主義からは決別する」と言いました。
この言葉は総理就任直後の施政方針演説の時に言うべきでした。
あそこまで逆風が吹いてからだと、ちょっと遅かったですね。
一番の原因は党首力の差かもしれません。
小選挙区の場合はこれは決定的ですね。
自分が職を探していて面接に行った場合、鳩山社長と麻生社長の会社どちらを選ぶかと言ったら?(それが今回の結果だと思います。)
それと郵政西川社長の更迭問題の時も判断を誤りました。
あの時に西川社長に辞任してもらえば、国民は麻生さんをかなり見直したでしょう。(そのまま解散に打って出ればこのような結果にはならなかったですね。)
いろんな人にいろんな事を言われて、決断するのが難しかったのかしれないですね。
今回大勝した民主党ですが、マスコミは早くもネガティブキャンペーンで攻撃していますね。(そんなに自民党を応援したいのはなぜでしょうか?)
なにか政権交代後知られたら、困ることがたくさんある気がするのは、自分だけでしょうか?
新しい政権が発足して政策の効果が出るのは、半年以上先になるでしょう、その間に秋以降景気が落ち込んだ時にどうするかが大事ですね。
ある程度の財政出動は必要かもしれません。
今までの公共事業などの財政出動より、直接給付方の政策の方がゆっくりでも持続的な効果は出るかもしれないですね。
賃金の問題ですが、正規社員と非正規社員(派遣労働者の方たち)の賃金格差を埋めるには、正規社員の対しての賃下げや給与形態の見直しが出来るかに掛かっています。
民主党は支持団体に対して、それが出来るかが政権運営できる鍵になってきます。
公務員制度の改革でも同じ構図です。
これが出来ないと自公政権とあまり変わり映えがなくなってしまいます。
国民はある程度の我慢で、新政権を見守る事が出来るかも大事ですね。