スマートメーター
2013年11月16日
代30回電気工事業全国大会
11月13日14日は電気工事組合の全国大会でした。
電気工事組合の全国大会は初の参加です。
前日に同友会の全県経営研究集会が終了して、翌日は日中業務をして
18時前には横浜に到着です。
13日は組合青年部の全国交流会です。席はくじ引きで決めて全国の
電気工事会社の方と交流でした。
(北海道、新潟、山梨、山口、広島、東京、埼玉)
交流会で北海道の電気工事会社の方とお話ししましたが、
外灯のメンテナンスなどは移動距離も長く、冬場特に大変なようです。
11月14日二日目はみなとみらいにある、パシフィコ横浜国立大ホールに行きました。
目の前が海なので、気分が良いです。
基調講演では東京工業大学柏木特命教授が「電力システム改革により新しいビジネス展望」
と題して講演しました。
講演では、日本の送電網が高いレベルで構築されており、非停電率は世界一だとの紹介、
再生エネルギー固定買取制度普及による、メガソーラー事業の今後(後数年でピークとなる)
原発停止による、原油、天然ガスなどの輸入による国富流失(およそ3.6兆円)
電力自由化による、スマートメーター導入による利便性と付帯する電気工事量
スマートホンによる電気量管理システムなど、工事会社として環境変化に対応して
いかなければならない事が、多くありそうです。
昼食後の意見交換会は中座をして、全体会に出席しました。
良かったのは、優良事業を行った都道府県の電気工事組合を表彰する
制度がある事でした。
表彰された事業内容の説明もあり、印象的だったのは岩手電気工事組合青年部が
行った、被災地に外灯を設置していった事業です。
陸前高田の奇跡の一本松にも、ライトアップ工事を岩手電気工事組合青年部が
行ったそうです。
電気工事は国民のライフラインを守る重要な仕事ですが、それを被災者である
青年部組合員が行った事が素晴らしいですね。
報告の中でも、復興需要があり大変忙しい中でも最優先で作業をしたそうです。
東日本大震災での原発事故の後、電気工事は省エネ事業を中心に
大きく変わってきたようです。
この日の夜は、スモールサンのゼミがあり、懇親会前に中座となりました。
会場に昨年参加した同友会の青年経営者全国交流会 島根で分科会で
同じグループで、グループ長だった広島の社長さんとお会いしました。
今度お会いする時は、来年2月開催の第44回中小企業問題全国研究集会 in 広島
となりますね。
最後に設営のご尽力いただいた、首都圏電気工事組合の方々
ありがとうございました。
yosidadenkou at 17:53|Permalink│Comments(0)│
2012年01月23日
スマートメーター本格導入となりそうです。
昨日の日経新聞からですが、スマートメーターを東京電力が本格導入するようです。
福島第一原発事故後賠償金や原発収束など、課題を多く抱えていますが、
「イノベーションによる、ビジネスモデルの転換」も、視野にして、
信頼回復に努める考えもあるようです。
スマートメーターの導入により、毎月の電力量検針がいらなくなり人件費削減などの
メリットや、ピークカット電力量制御など今後の電力不足や低コスト体質への変換などの
メリットはあります。
スマートメーター導入による、イニシャルコストはありますが長い目で考えると、
導入の方向に行くのは順当な流れでしょう。
当社に目を向けると、メーターから先の屋内配線工事や取り付け機器の変化も
当然あるので、どういう風に変化していくかしっかり見て対応していきたいです。
yosidadenkou at 22:36|Permalink│Comments(0)│
2011年07月27日
スマートグリットが本格稼働になりそうです
政府は次世代電力量計(スマートメーター)の普及を促進させるようです。
これが、本格稼働すると東京電力などで家庭で言うとアンペア変更などで色のついた、
東京電力用のブレーカー(リミッター)を交換する工事や、毎月の電力量の検針などが、
必要なくなります。(大幅な人件費の削減)
今日の新聞では、5年で全体の8割になる電力量を網羅となっているので、
かなりの仕事量になるかもしれないですね。
吉田電工の仕事になるかは、全く解りません。
おそらく各都道府県の電気工事組合に、作業依頼があるかもしれないです。
スマートグリット(次世代送電網)に関しては、国内だけも外線整備で数兆円規模の予算が必要との試算も、
かつてはありました。
太陽光発電や風力発電など自然エネルギーの場合は、電力量が不安定になりがちです。
(太陽光は昼は発電夜はゼロ、風力も風の強さで安定しない時があります。)
スマートグリットの普及で、これらの問題は解消されるのが期待されます。
後は、このお金をどのように負担してくのか?送電網をどの会社が管理をするのか?
などをクリアーしないと、既得権の温床になるので、透明な議論が必要になるでしょう。
脱原発を掲げると、この問題は避けては通れないですね。
下記のURLで日本版スマートグリットで解り易い記事がありました。
貼り付けるので、よかったら参照して下さい。
以下 転載
http://www.kankyo-business.jp/topix/smartgrid_01.html
日本版 スマートグリッド
−再生可能エネルギー導入目標達成に向けて、整備が進むか
日本の送配電線網は、すでに「賢い」と言われており、その安定供給に関するシステムは他の先進国に比べても群を抜いている。それは、アメリカや欧州の年間事故停電時間が50〜100分程度であることと、日本のそれが19分であることを比較すれば明らかだ。日本の送電線網は通信システムで管理されており、停電や事故の情報を迅速に検知することができる。そういった意味では、停電対策のためスマートグリッド化は、日本には不要であると言えよう。
一方で、太陽光発電や風力発電をはじめとする、再生可能エネルギーの導入目標達成に、スマートグリッドを構築する必要性は高い。
麻生政権時には、政府が太陽光発電の導入量を2020年に05年比20倍に拡大すると目標設定。風力発電では、日本風力開発が、青森県で安定供給への実証実験を開始するなど、再生可能エネルギーの積極利用への動きは活発だ。
これらの新エネルギー導入の肝となるのが、スマートグリッド。太陽光や風力などは、その発電量が天候や気候に左右され、非常に不安定だ。更に、電力需要が少ない時に供給量が増加してしまうと、配電線に大量の電力が送られ、負荷をかけることになってしまう。そのため、需要と供給のバランスを調整するなどの系統安定化策が不可欠。
具体的には、大型の蓄電池を設置することで電力をプールする方法や、電気自動車の蓄電池としての代替利用、コージェネやガスエンジンといった機器の電力源としての利用など、他の設備に余剰分の電力を移す方法がある。
停電対策よりも再生可能エネルギーの導入のために推進される日本のスマートグリッドだが、その仕組みづくりには、関連する多くの分野からの協力体制が必要になる。
http://www.kankyo-business.jp/topix/smartgrid_01.html
yosidadenkou at 18:12|Permalink│Comments(0)│