吉田電工について
2021年03月24日
第23回社長通信公開します
第23回テーマ「2020年度経済予測・大展望」
2020年1月27日(月)
2020年1月25日(土)経済予測セミナーに行った時の社長通信です。この後新型コロナウイルスが本格的に国内上陸してパンデミックになり株価が暴落しましたね
昨年の振り返りをしながら今年の「国内景気」「米国経済」「欧州経済」「中国経済」「インド経済」に分けて阿部社長の見解を学んで来ました。
まず今年海外で大きい出来事は「米国大統領選挙」ですトランプ大統領が再選ならば株価や円安傾向は大きく変化をしないが、民主党候補が勝つと影響が出ると言ってました。そういえば小学校の頃社会の授業で「アメリカがくしゃみをすると日本が風邪をひく」と習った覚えがあります。今は米国だけでなく他国を含めてて相互に関係をしていますが、景気動向を左右する情報はしっかりと調べておきます。
国内景気 実感なき景気後退オリンピック後特に心配。経済成長率0.8%
米国経済 利下げ効果もあり経済成長率2%米中貿易問題が昨年解決してるが、これが再度こじれると影響が出る、大統領選挙の11月以降が要注意
欧州経済 中国の景気失速によるドイツの景気後退、英国のEU離脱が合意の上離脱出来るかが要注意、経済成長率1%
中国経済 経済成長率6%来年以降は5%台になりそう。13次5年計画の最終年度なので14次5年計画で何を打ち出すかを注視する。
インド経済 景気対策の効果が出る人口が2025年中国を抜く予想人口ボーナスもあり経済成長率は7%
その他では原油価格は中東情勢が不安定なのと、原油を減産する予定なので上昇傾向と言ってました。
投資としては金よりパナジウムが面白いと言ってました。
但し投資は趣味の範囲で行う事なので、「資産形成」とは分けて考えて下さいと何度も言ってました。当社が導入する「確定拠出型年金」も社員さんの厚生年金では足りない老後に備えて「資産形成」を今からして欲しい思いで導入をします。
建築業界は世間の景気後退とは逆に「人手不足」がしばらく続きそうですが、最終的に影響が出るのは「リーマンショック」の際に経験をしています。
情報はしっかり集めて、「経営判断」の材料にしたいです。
代表取締役 吉田雄亮
こうやって振り返るとその数週間後から日本も世界も大きく変わって行きました。
ちょっと貴重だと思い掲載しました。
2021年03月21日
第13回社長通信公開
社長通信公開 2019年9月24日
第13回テーマ「新規の取り組みはなぜ必要か?」
皆さんおはようございます!9月も後少しとなり今年も後3か月と何日かです。先々週はスモールサンゼミアワードに出席をして来ました。それと女性社員さんは名古屋で建築業界に女性従事者を増やす取り組みを行っている、「ガテン女子推薦委員会」のイベントに参加を頂きました。
まずはスモールサンゼミアワードです。こちらは私と専務で参加をしました。
スモールサンとは立教大学経済学部名誉教授山口義之先生が主催をしている、中小企業向けの勉強会です。主な内容は「新規事業、新規顧客、助成金活用」など「売上戦略、利益戦略」などを勉強しています。
ここでは三つの力を持とうと言われてます。
三つの力は「問う力、読む力、繋ぐ力」です。
問う力は自分自身の事業を問い現状のままで良いか、改善点は無いかを常に問う力が必要だと言われてます。
読む力は時代の変化を読み外部環境変化に対応出来る経営者になっていこうと、言われます。
繋ぐ力は中小企業には「人数、技術、資金」に限界があり、他社と連携をして問題解決に当たろうと言われてます。
最近は「感じる力」が必要だとも言われます。他社の取り組みを聞いて自社にどう置き換えるかが重要です。分析力が経営者には求められます。
アワードでは中小企業の製造業で工場内を「無人化」に成功させたHILLTOP株式会社の山本副社長の基調講演もありました。制限を持たず失敗を恐れず常に挑戦をし続けて、切削工場の完全無人化に成功した話は前例だけではなく常にチャレンジをしていく、重要性を学びました。当社も電気工事の変化により新しい仕事が増えて行きます。現状維持では停滞を招き、衰退をして行きます。私もそういう会社を何社か見てきました。中小企業は人数が少ない分環境変化に対応し易いです。現状だけでなく常に時代の変化を見据えて、新しい取り組みが求められます。私が外部に行き色々な会社や話を聞いたりしている理由はそのためです。
次に社員さんが9月21日に愛知に行って参加をしてもらった「ガテン女子推進委員会」についてです。この委員会は当社の経営指針発表会にも参加頂いた、株式会社アウテック松阪の穂谷あかね社長を中心に建築業界で働く人が内勤の業務だけでなく、女性の感性を生かし現場で働いてもらう人材を増やしていき、建築業界活性化を図るために始めたものです。「今回は女性でもオシャレに着れるユニフォーム」として社員さんが実際にユニフォームを着てもらい参加者に見てもらう企画でした。
21日は社員さんのみの参加でしたが好評でモデルとして参加をした中から、翌朝の中日新聞の記事に写真で紹介されました。
今後人手不足は続くので採用に関して様々な手を打っていく必要性もあるので、このように外部に出てネットワークを構築し準備をしていく事が重要です。
皆さんも異業種や他社と交流する機会があればお声がけをするので、積極的に参加をして下さい。
このような活動が出来るのも普段からの皆さんのご協力があるからです。改めて御礼申し上げます。
代表取締役 吉田雄亮
2021年03月09日
2019年7月22日第6回社長通信公開
おはようございます!2019年7月22日第6回社長通信を公開します。
消費税増税前オリンピック開催予定の前年でしたが景気後退がこの頃から他業種では出てました。時代の変化を感じます。
第6回社長通信 「他業種と建築業界」
皆さんおはようございます!関東地方の梅雨明け宣言は、今週中旬以降になりそうです。梅雨明けとなれば気温も上がるので、現場作業の皆さん体調管理に充分気をつけてください。先週、先々週と現場もいくつか回って来ました。ある現場では納まりがの不具合を担当者、協力会社さんと纏めてもらい順調に進んでいます。
公共工事の現場では決まり事が遅く、建築工程が遅れているので担当者も心配してましたが、自身の「セルフコントロール」は出来ていました。
冷静に話をすると生産性が上がるので、私自身も「セルフコントロール」を大事にしたいと再認識をしました。
竣工現場でも追加請求を貰えるほどの「良い評価」をお客様から頂いております。お客様の担当者が当社以外の現場が大変な分、当社の現場は心配事が少なく納める事が出来た。
都内大型現場では夜間工事が続いてます。時間の融通をしてもらい感謝します。
これから受注予定の現場も、打ち合わせに行って来ました。現在お客様担当者が仕様や数量表を作成中です。本格的な乗り込みは、10月以降になりそうです。
若い担当者の方ですが元請け会社とも、打ち合わせを密にして図面作成を始めているそうです。今年の年度末に向けて大型案件の一つになります。正式に工程が出次第再度調整をするので、ご協力をお願いします。
7月8日(月)には生命保険会社主催の「建設・不動産異業種交流会」に行って来ました。
「ホームページを見ました」「計装工事が得意分野」「電気工事会社を探している」など相手方から名刺交換を求められることが多かったです。
この日用意した名刺は25枚ほどしかなく直ぐに名刺が無くなりました。大手電気工事会社ともお話をしましたが、「人手不足」「オリンピック以降の単価下落」についてはかなり警戒をしているようです。この交流会のご縁で照明メーカーのLED工事を行っている会社と面談の予定です。今期の経営指針書にも「顧客増」を掲げております。
「経営の現状維持は衰退」と良く言われます。私が経営指針を成文化は初めて行ったのも、お客様2社の売り上げが65%以上でこれを何とかしたいと思い、経営指針を受講した経緯があります。現在の売り上げ構成は多い会社でも15%前後です。
以前お客様の社長とお話をする機会がありました。その時「当社は10%を超える売り上げ構成にしない方針で営業してます」とおっしゃってました。
お客様を増やす理由は「1社あたりの依存度を減らして、仕事が減った時期でも必要な数を確保する」ために行っております。
7月12日(金)知り合いで製造業の社長さんが元請け会社に呼ばれて、現在の会社の状況説明に行ったそうです。この会社さんは問題が無いですが、地元では厳しい会社も多くなり現状報告を求められたそうです。
この業界は中国の不景気などもあり、生産が昨年より3割少なく、下請け会社の経営が厳しくなっていると聞きました。関連会社が多い業界なので、今後も影響が大きくなると言ってました。
そう言えば当社も消費税増税前の書き込み需要は、1件のみです。住宅系のリフォーム工事などの依頼も少なく、「先行き不透明感」を他業種は持っています。当社としてもお客様の「将来性」なども考えて、お付き合いをして行きます。
まずは毎日の作業に手戻りが無いように、一つ一つを積み上げて行きましょう。
今週も安全作業でお願いします。
代表取締役 吉田雄亮
最後まで読んで貰いありがとうございます。
2021年03月08日
第3回社長通信公開
この内容は2019年6月19日に記事を書いてあります。
ご興味ある方は月別記事一覧から探してみてください。
http://blog.yosida-denkou.com/archives/2019-06.html
今日は第3回社長通信を公開します。経営指針発表会について書きました。
2019年6月28日(金)第3回社長通信 経営指針発表会です
皆さんおはようございます!先週の6月20日(水)22日(土)に、経営指針の説明会を行いました。お忙しいところの参加、ありがとうございます。一部修正を加えて、事前配布を行い、6月28日(金)発表日当日を迎えます。
先週、経営指針発表会場、懇親会場の視察も終えており、準備は順調に進んでおります。
私が始めて、経営指針書を作ったのが2010年、その頃から比べると、会社も大夫進化をして来ました。
今回の発表会は、多くの方にお声がけしてます。
まず招待者の声掛けする基準です。
1.社内の経営に関わる、業務を外部委託している方(税理士、社労士、コンサル)
2.私が、過去経営指針発表会に招待されている。
3.今後、経営指針発表会を行い、当社を招待予定である。
以上にしております。
過去に招待をした会社で、今後外部を呼んで経営指針発表会を行わない会社は、今回
招待をしていません。
今後もこの方針は変えません。
3月にベトナムに行った際の、現地法人会社を招待していますが、これは来日と会社訪問日が重なったので、イレギュラー対応となっております。
何故、外部の人に参加してもらうかの理由ですが、これは「私が、社内で経営指針を実践しているか、サボってないか、社員さんと向き合っているか」などを、俯瞰した目で
判断してもらう為です。外部取締役、監査役のような役割をお願いしています。
よって、社員さんが何か言われたりする事はないです。
当日の服装ですが、「スーツ又は礼服」で統一します。
この理由ですが
1.今後、お客様や協力会社の安全大会やお祝い事などで、社員さんも招待される事も
あると思います。今からスーツを着る習慣をつけて欲しいからです。
2.お客様に関しては、ほとんどがスーツでの参加となります。礼には礼で応える必要性があります。
3.経営指針発表会で、よりふさわしい服装はスーツだからです。
暑い時期で大変なのは、重々承知しておりますが、ここは全員足並みを揃えて頂きたいです。よろしくお願いいたします。
今回、基調講演で建築板金から銅板を加工して、「ランプシェード」をデザイン会社と共同開発し「中小企業のブランド化」に取り組む、有限会社高中鈑金板金工業高橋正哲(まさのり)社長に、お話頂きます。
社員さんにも、解りやすく伝えて貰えると思うので、楽しみにしてて下さい。
又人柄も私と違い、温厚な方なので懇親会で色々話をしてみてください。
今週ですが、今日明日と愛知に行って来ます。愛知で、建築板金業会社の経営指針発表会に、参加をして来ます。女性経営者でも精力的に、経営をされており、社員数も当社と似ているので、参考になる事がかなりあると思います。
しっかり、学んで参ります。
雨の月曜日となりました。月曜から雨だと気分も乗りづらいですが、こんな時こそ安全作業で1週間頑張りましょう。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
株式会社吉田電工 吉田雄亮
2021年03月06日
社長通信を公開します
皆さんこんにちは
今回からしばらく私が社内向けに発信している「社長通信」をブログにて公開します。
これは2019年4月に翌年の経営指針書作成の際に社内で「企業変革支援プログラムSTEP1」を行いました。
その際に「社長の外部での学びを社内に展開するのが弱い」という意見を貰いました。
何が良いかと考えましたが月に2回程度写真を入れてA4で3枚程度の情報発信を行おうと考え、スタートしました。先月50回を超えたので文章を公開して会社を知って貰おうと思い公開します。
今回は2019年6月10日でした。
尚お客様の名前や社員さんの名前は解らないように掲載をします。
社長通信第1回
桶川高校課題解決型授業
皆さんお世話になっております。企業変革支援プログラムで、「社長が外で勉強した事を、社内に伝えた方が良い」との意見がありました。「Team・ON」で社内共有もしやすくなったので、「社長通信」で、外部で学んだ事を、情報発信して共有を図りたいと思います。
月に2回は更新して行きたいです。
仕事中の合間に読んでもらい、感想などあれば聞かせて下さい。
第1回は桶川高校課題解決型授業「桶高クエスト」に参加をして来ました。クエストは日本語に訳すと、「探求・追及」という意味です。
学校教育が変わり「暗記だけでなく、提案や創造性」などを育てて行く、教育に変化をして行く方針だそうです。
これを受けて、桶川高校が6月から来年の2月まで、経営者が出した
「自社の新事業」に対して、学校側、学生側が探求をして、自ら答えを出して行く、「課題解決型授業」を埼玉県で初めてスタートしました。
この活動は、埼玉同友会共同求人委員会と学校側の協力で、昨年から準備をして、6月6日の初日を迎えてます。
この授業により学校側、学生側は「自ら考え、行動する、提案をする、社会との関わり、自分が住んでいる地域性、」などを深く学べる機会となります。
企業側は若者たちに、中小企業を知ってもらう、これからの日本を背負う人材育成の手助けをする、働く上で必要な「自主性、主体性」を知ってもらうなど。相互にメリットがある試みです。
私は「1年3組」を担当しました。初めに体育館で全体説明を行い、講師紹介を経て、教室に移動をしました。高校の教壇に立って授業をしたのは、生まれて初めてだったので、かなりの緊張だったです。
始めに会社紹介と、電気工事が生活をする上で、いかに重要で社員の皆さんが、この仕事に誇りを持ち、働いているかを説明しました。
この後テーマは発表です。
テーマは「地元のお店や会社にイルミネーションをつけてもらい、売上アップのお手伝いをする新事業、皆さんで街をデザインしよう」としました。当社も新事業として、ルミネーションを含めた「照明のデザイン」を行う予定です。折角の機会なので、「高校生の柔軟な発想」を、取り入れたい狙いもあります。授業はテーマ出し後、5人8グループに分けて、「イルミネーションのイメージと効果」について、模造紙に書き込んでもらいます。
最近の高校生は大人しく、意見があまり出なく、盛り上がりに欠けるか心配でしたが、皆さん色々と模造紙に書き込んでおり、意外な発想もありました。
イルミネーションの効果で面白かったのが「イケメンに見える、美女に見える、インスタ映えする、カップルの愛が深まる、告白すると100%成功する、青色のイルミネーションは防犯の効果がある、お店にイルミネーションをつけるなら、イメージの色を使った方が良い、ラーメン屋さんなら赤色が良い(蒙古タンメンのファンでしょうか?)、外部から訪れる人が増える」など、早速参考になる意見もあり、私自身も勉強になりました。
当社も電気工事を行い、お客様に様々な「満足」を提供しています。社員の皆さん一人一人も、お客様にどんな「満足」を提供しているか、考えて欲しいと思いました。
次回桶川高校に行くのは、9月なのでそれまでは進捗状況などの手伝いで、連絡を取り合う予定です。9月の「中間発表」でも良い提案が出ると思うので参考にしたいです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。次回は今週木曜金曜に行く「広島女性経営者全国交流会」について、書く予定です。
今週もご安全によろしくお願いします。
2020年12月31日
今年一年お世話になりました
コロナがなければ東京オリンピックが開催され建築業界はオリンピック需要が終わりもの凄いアゲンストの中になっていたと思います。
4月に緊急事態宣言が発令された後自粛業界に建築は含まれず当社は下請けなので、社員さんを現場に行かせざるをなかったです。経営者として本当に正しいか悩みました。
テレワークが主流になり人の流れが変わってしまいテナントなどの改修工事は、極端に減りました。
テレワークが増えて行く中建築業界は現場仕事なので今まで通りです。
まあそれでもどんな時でも最後は人が仕事をする。
人が自ら考え決断して自ら頭と身体を使って仕事をする事は絶対に無くならないし、そこの価値観を高めるのがこの業界で強みになるのは改めて実感しました。
だからといってそれだけで良い訳ではないです。
社内でも情報共有ソフト、月次変動損益計算、現場管理ソフト、社内評価用ソフトなど生産性を手仕事だけでなくお金を使って上げていく努力は惜しみなく続けました。
手仕事の強みと新しい事には積極的に取り組む。両方行う事により組織は常に洗練されて時代の変化に対応出来ます。だからこそ経営者は時間軸を大切にして緊急性は無いが重要な事に時間を割き、緊急性も重要で無い事はやめる事を決めないと行けないです。
コロナが終わるのはいつになるかわかりません。しかし時間は過ぎて行き社員さんや協力会社さんには生活があるので会社を維持発展させないと行けないです。
経営者である以上、いかに環境が厳しくても時代の変化に対応して経営を維持発展する責任があります。
来年以降も何かあったらこの言葉を頭の中で唱え言い聞かせます。
会社の問題は100%社長の問題です。来年以降もまずは自ら変わり成長する事を第一にします。
皆さん不定期なブログですが今年も読んで頂きありがとうございます。
良いお年をお迎えください。
それではまた
2020年12月29日
社長の仕事と時間軸
2020年も今日を入れて後3日となりました。今年は1月末から新型コロナウィルス発生により景気、価値観、外部環境、生活様式など昨年とは大きく変わっていった一年となりました。
社内で感染者、陽性者を出さなかったのは本当に良かったと思います。
ありがとうございます。
社内では今期より変動損益計算を月次決算で始めてより自社の数字を深掘りする事を始めました。まだまだ取り組み不十分ですが幹部さんを中心に担当現場の損益だけでなく社内全体の数値を気にするようになってきました。一人一人のプラスアルファが積み上がりそれを続けていく事が大きな成果となります。
今日は時間軸について話をします。
まずは次ページの写真からご覧ください。
4つの窓があります。
左上から
1.緊急性が高い重要度が高い
右上が
2.緊急性は低いが重要度が高い
左下が
3.緊急性は高いが重要度は低い
右下が
4.緊急性は低い重要性も低い
大抵の会社は緊急性があり重要な事をやります。会社は売り上げがあってもなくても必ず発生する固定費があります。なので目の前の現場、仕事に打ち込むのはやらなければならない事です。社員さんは今の現場、今の仕事を大事にしたい人が多いのは私も理解してます。
私の立場として本来緊急性は低いが重要度が高い事を行動の中心にしないと行けません。
何故でしょうか?一緒に緊急性があり重要な事をやっていると今年の様に外部環境が大きく変わった時対応が出来なくなります。
目先の事だけでなく将来的な事を考え、予測し行動しないと会社全体を路頭に迷わせてしまいます。
当社でいうと
1.経営指針書の骨子作成
2.採用活動
3.新分野への準備
4.新規顧客
5.協力会社増
6.外部環境情報収集と外部への発信
全ての項目が明日、来週。来月に結果が出るものではないです。しかしこれらを怠ると数年後痛い目を見ます。
最近の社内を見ていて経営理念に対する行動は出来て来たなあ、一人一人成長しているなぁと感じます。
経営理念と同時に重要なのは10年ビジョンです。本来経営者は今より目標が高い10年ビジョンを達成する為に今何をするかを考えないといけないです。
今後は10年ビジョンを社内でどのように達成するかを考えて行く時間を作りたいし、作れればもっと会社は良い方向に行くでしょう。
2020年12月19日
どちらが先か
実家の吉田電工に帰って今年で25年です。
振り返るとお金より人に対しての苦労や喜びや悲しみが多かったです。
なんでだろう。
普通の経営者は売り上げや利益を出すために社員を採用して育成する。
2010年経営指針セミナーを受講した時に何を持って社会に貢献するかの問いに
「世の中に一人でも多くの技術者を輩出したい」と書きました。
今にして思うと経営者として一番したいのはこれなんだと思います。
採用するのがものすごーく好きなのが自分だと改ためて気づきました。
採用して人材を育て世に送り出すために経営理念 10年ビジョンの基づく経営指針を作成しこれを実現して
次世代にも会社をつなげて行くのに売り上げや利益が必要なのだと思いました。
変わった経営者かもしれないです
しかし久しぶりに腹落ちしました。
土曜日なので今日はここまで
2020年11月30日
投資か消費か
IDECO、積立Nisa、確定拠出年金、投資信託、株、コモディティー、などなど世の中投資をする種類っていっぱいあるのをこの歳で初めて知りました。
当社も厚生年金と中退協だけでは社員さんの定年退職後安心出来ないと思い今年から確定拠出年金をスタートしました。
こういう福利厚生は長く働くほどメリットがあるので社員さんは喜んでくれてると思います。
さてこの投資活動基本的にはお金を消費をせず、尚且つ銀行にも預けず投資をする事です。
使えるお金は限られているので本来消費で使われるお金が投資に回るとどうなるでしょうか?
最近若い世代に車や家を買わずに将来が心配だから投資をして資産形成をしようとなったら日本はどうなっちゃうかなぁ?
人生での大きな借金は将来の自分からお金を先に借りて家や車を買う事です。
大きな借金をするより投資に回る世の中が正しいのでしょうか?
両方できるように国が国民を豊かにする政策をやって欲しいですね。
2頭追うものしか2頭得られない。
そんな国作りをして欲しいものです。
当社も社員さんが2頭得られる会社に出来るようにまずは経営者が努力します。
それではまた
2020年09月11日
新政権の中小企業政策
こちらの記事は9月6日の日経新聞からです。自民党の総裁選で最有力候補の菅義偉官房長官が中小企業の再編を促す政策を公約に掲げております。
付加価値(限界利益)は売上から変動費を引いたのが付加価値です。付加価値を社内の人数で割った数値が一人当たりの付加価値となります。
中小企業は大業に比べて労働生産性(付加価値)が低くそれが原因で大企業と格差が広がる要因となっております。数値的には一人当たりの付加価値は大企業平均585万円、中規模企業平均326万円、小規模企業平均174万円となっております。付加価値が低ければ給与や賞与、生産性向上に向けた人材投資や設備投資にお金が回らずに益々格差が広がります。
当社においては昨年の一人当たりの付加価値は大企業平均以上の付加価値ですが社員さんの給与や福利厚生を考えた場合にもっと上げて行きたいです。
菅氏はここに目を付けて中小企業を統合させて人数や設備を充実させて生産力を上げれば働く人の所得が上がり、消費が拡大するのを期待しての政策です。中小企業の統合は新型コロナウイルス発生前から国は推し進める予定した。コロナ発生後経営が危機的になった中小企業が多くありましたが無利子無担保の借入金、持続化給付金、家賃補助、雇用調整助成金などで 一息ついた会社も多く中企業統合を政策の柱にするようです。この統合政策は一気に進むものではないですが金融機関や中小企業基盤整備機構などと連携をして、M&Aなどを頻繁に行うように税制や金利の優遇策を打ち出して行くと思います。
会社経営には環境が2種類あります。「内部環境」と「外部環境」です。外部環境は社内の努力以外に「景気」「政策」などによって影響を受ける事です。今回の政策はまさにその外部環境の変化です。菅氏が総理総裁就任後どのように政策を推し進めて、当社がどのように対応すれば良いか判断をして行きます。
このニュースは今後度々出ると思うのでブログを読んだ皆さんも注目をしてください。
当社でも付加価値を上げていく為に今期より変動損益計算書を社内公開するようにしています。
浸透までには時間がかかりますがスタートすることが重要です。
強靭な経営体質は外部環境の変化も社内で共有出来るか。
もう少し外に出て色々な経営者とリアルで話す機会も欲しいですね。
構造改革という名のもとに中小企業も時代の変化に対応しないといけないです。
飲み込まれずに、飲み込んでいく経営者の姿勢が問われます。