2023年06月06日
ストーリーテリング
私は父の仕事を継ごうと思い他の電気工事会社で働いてました。その後25歳の時に父が亡くなり急遽当社に戻りました。吉田電工(以下自社)で働きながら事業もだんだんと軌道に乗り、仕事以外で経営の事を考える時間が出来ました。
そこで私は経営の勉強が出来るある経済団体に入会します。その経済団体では「良い会社」「良い経営者」「良い経済環境」を目指す団体でした。
私はそこで「経営理念」「事業計画」「新卒採用」などを学び「経営指針書」として作成して社内で少しずつ浸透を図ろうと考えました。
売り上げは一気に上がりこのまま「拡大路線を突っ走ろう」と思いましたが、急拡大のツケが出て着いていけない若い社員が「この会社に相談出来る人はいませんよ」と言われ辞めてしまう事態が起きました。
その後は「人が生きる経営とは?」「社員と向き合う経営とは」を自問自答しながら奮闘します。働きやすい職場作りを考えて少しずつ社員の定着率が上がって行きました。
お客様に対しては「お客様の困りごとを解決できるのが企業」と考え自社の強みである「技術力・対応力」に磨きをかけて「安心・安全で快適な生活空間」を提供出来る会社に変化をして行きました
現在は「俗人化に」なりがちな仕事を社内全体で「標準化」出来るようにシフトチェンジを始めています。これが出来る事によりお客様の「ウオンツ」に答えられる会社になるように「人づくり」を第一に経営をしています。
しかしこれはあくまでも「自社」だけです。自社さえ良ければ良いかを考えました。社内だけでなく社外でも自社のような会社があれば世の中の為になるのではないかと。
そこで「人が共に育ち合う会社」をすこしでも増やせないかと考えて独立支援制度を考えました。
独立支援制度は入社後「技術」を覚えるだけでなく「資金管理」「営業」「顧客と仕入れ先の紹介」「協力会社と関係性構築」など安心して事業をスタート出来る支援をして行きます。
新しい挑戦ですが少しでも「中小企業の良い経営環境」を作れる一助となればと思いこの制度を考えました。