スモールサン・日曜大学東町公園その2(手遊び歌)

2011年05月17日

スモールサン・日曜大学

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5月15日立教大学で開催された「スモールサン・日曜大学」のパネルディスカッション編です。

テーマは「大震災がもたらした戦後最大の”国難”をどう乗り越えるか」
     〜中小企業対策と中小企業貢献を問う〜

パネラーには、民主党桜井充財務副大臣、中山義活経済産業大臣政務官(東北地方太平洋沖地震中小企業対策連絡本部長)、自民党林芳正政審会長代理、山口義行立教大学教授。
(豪華メンバーです)

コーディネーターにスモールサン・M&Aプロデューサー萩原直哉氏が行い。スタートしました。

問題提起ととして山口教授が、今回の東日本大震災後中小企業経営者100名からメールをもらい、
経営者側から見た6つの問題点について述べられ。(直接被災を除いた時)

1.販路がなくなる。(手形の焦げ付きや客先の倒産、債権回収の困難)
2.仕入れ先被災による資材調達の困難
3.親会社の工場ストップによる、生産待機状態
4.計画停電
5.建設資材の調達問題
6.風評被害、及び自粛ムード

これらが2次災害として、全国の中小企業に影響が出てるとの報告がありました。

政府側としては、リスケ(借入返済猶予)、融資制度の緩和(長期返済期間、保障料や利子の0に近い制度)
リースに対する支払猶予、復興に対するビジョン、個人経営者(農業、漁業、店舗など)に対する融資をどのように行うか、2重ローンの問題。

など、政府として取り組んでいる説明が具体的してもらいました。

野党の自民党からも同じような意見が出ましたが、原発問題の収束や復興財源についての、
説明をもらいました。

林氏は与党時代に、財務省との仕事も経験してるので、財務官僚の固い気質などを解り易く説明
してもらいました。

桜井氏、中山氏、林氏共に現場から直接声を聞いてそれをいかに政策として反映してくかを、
主眼にしており、心強い印象を受けました。

山口教授が言われた事で、「復興財源を民間企業から出資してもらい、いかに財政出動を減らすか」
なども提言してもらい、M&Aも積極的に行うべきなどとも言われてました。

今回の震災で初めて知りましたが、国は個人の私的財産に対する補償制度は行っておらず、
個人経営の方達が新たな融資を受けるには、組合などを作りそこから借り入れを行う必要が
あるようです。

国や自治体が、工場や店舗を作ってそこに出店してもらったり。

民間で融資を募って、同じように小さい商店街のような物を作るのも、いいかもしれないですね。

3人の国会議員の方たちは、テレビでも何度か拝見してましたが、テレビの前ではかなり遠慮して
意見を述べているのも解りました。

かなり本音が聞けて、与野党ともに相手を尊重しあっているのも、良く解りました。

但し、下で働く議員、大臣、政務官、官僚は協力体制を築きたいようですが、あの人が上に
いるのが、かなりの足枷になっているようです。

テレビでは聞けない本音を聞けて、参加したかいがありました。

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懇親会は、立教大学食堂で行われ講師の方や、同友会のメンバーも参加されて盛況に行われました。

名門大学だけに学食も洗練された作りになっていましたね。

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同友会の皆様と山口教授との記念写真です。

写真一番左側にいる方が、今回のセミナーを紹介してもらった株式会社 ホウユウの大田社長です。

いつも感謝してます。

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これは展示してあった、一つのペダルでアクセルとブレーキを両方動かせる車です。

咄嗟の時に、アクセルとブレーキを踏み間違えないように、開発された物です。

ヒット商品になるといいですね。



yosidadenkou at 09:50│Comments(2) 政治 経済 | 同友会

この記事へのコメント

1. Posted by まさてつ   2011年05月19日 17:04
日曜はお疲れ様でした。
櫻井さんには是非とも埼玉で講演していただきましょう!
2. Posted by WEB電気工事新時代   2011年05月25日 15:38
WEB電気工事新時代
http://homepage2.nifty.com/pop/webdkp/
よろしくお願い致します。

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