2009年02月27日
経営者とは?
昨年秋のリーマンショック以来、景気は急速に悪化し続けています。今月発表された、2008年10月から12の月成長率も前年比12.7%マイナスと、深刻な数字が出ています。
そして大手電機業界、自動車業界、半導体メーカーなど軒並み赤字を出しており、昨年3月末で過去最高益に沸いていた時とのギャップがあまりにも激しい現実があります。
企業が黒字経営から赤字に転落する時は、様々な理由があります。
ちなみに吉田電工でも赤字決算を経験した事が過去にあります。
今経営者は会社が赤字に落ちた時に、外的要因にしすぎている傾向が多く見られると思っているのは自分だけでしょうか?【100年に一度の危機、円高だから、金融危機、グローバル経済だからなど】
自分も赤字を経験したのではっきり言いますが、それは経営者経営陣の言い訳に過ぎません。
赤字を計上したのは、見通しの誤りや、過大設備投資、外需依存など全て経営者や経営陣にまず責任があると自分は思います。
赤字の原因を外的要因のだけに、経営者がしているとその会社が又V字回復になるのは、非常に難しいからです。
結局黒字経営に戻るのは、外的要因頼りで本人の努力がそこに反映されていかないからです。
今派遣切りなど労働者に対して、自己責任を問う声が多く聞かれます。
確かにそれも事実かもしれません。
しかし、大幅な赤字を出した経営者に対して、自己責任を問う声が多く聞かれたでしょうか?
殆ど聞かれてないのが現実だと思います。
この事についても、自分は何人かの人に話を聞きました。
今の経営陣は創業者ではなく、2代目やプロパーから社長になった方などが多くなり、柔軟性や多様性を失ってきたかもしれない。
そういう意見を何人かの人から聞きました。
只それではこれからまだまだ厳しさを増す、経済状況に立ち向かって行くのは大変だと思います。
まずはみなさん、目標と目的を持った努力をしていきましょう。
その思いが、この困難な時期を潜り抜けていく必須条件だと思います。
この記事へのコメント
まったくその通りだと私も思います。
他のせいにしている限り、根本的にはなにも変わりません。
「経営者に対して自己責任を問う声が多く聞かれたでしょうか」というフレーズには、思わずハッとしました。そうですよね。