2019年11月
2019年11月06日
ベトナムハノイ視察
皆さんおはようございます!気温が下がり朝布団から出るのをもう少し長くしたい季節となって来ました。11月1日〜11月5日までベトナムハノイに行って来ました。以前からベトナム進出をしているお客様の会社を視察したいと仲間の経営者と話していましたが、今回やっと実現しました。
初日から3日間は観光やゴルフなどを行いました。現地法人さんの代表と
交流を深める事により、関係性の強化も同時に行うのも旅の目的です。又日本から同行した協力会社の代表者、お客様の入社10年以上の社員さんとも色々話をしてみたかったです。仕事以外で他社の社員さんのお話を聞く機会は少ないです。
ベトナムハノイで現地法人を立ち上げ8年がたつそうです、現在は日本人スタッフだけでなく現地の人も採用してました。その中の二人のベトナム人は日本で一定期間研修をして現地法人で働いて貰っているそうです。
日本で人材育成を行い、現地で法人会社を設立し日本のビジネスモデルを輸出する。実際には考え方の違いやお客様の意向、働く人の意識などで上手く進まない事もあると聞きました。現在は現地中小企業向けに新しいサービスを展開する為に、開発を進めているそうです。
お客様現地法人視察後に国内大手計装会社の現場を見て来ました。ベトナムでは自動制御だけでなく設備、電気、弱電、計装を全て発注するスタイルだそうです。今回の上記のような受注で設備、電気、弱電などは現地の会社に発注をしてました。
建築の運搬用エレベーターです。日本では建物に向かって平行ですが羽だし垂直に取り付けてます。建物本体柱スラブは鉄筋コンクリートで界壁などの間仕切りはレンガを使ってました。躯体構造も日本よりは質素です。
ベトナムは地震が無いので耐震基準も低いので、柱なども細い作りでした。現在建築ラッシュで高度成長期の日本もこんな感じだったのかなあと思います。
天井裏はありますが塩ビ配管をしてIV線の施工でした、共用廊下は共通ダクトを使ってます。
又壁のボックスはレンガを斫り配管とボックスを埋めています。
ボックスの塗代は正方形でしたやはり各国で基準があります
配線器具も長方形ではなく正方形でした仕上げはすっきりとしたデザインでした。
現地の電気工事屋さんですダクト内の配線工事を行ってました。腰道具はしてなかったです、脚立のデザインも日本とは違いますね。
電工さんの1か月の給与は日本よりかなり抑えられてます。現場作業より現場管理の人はもう少し待遇が良いと聞きました。
日本で電気工事を覚えて国内の電工さんや代理人より高い技術で良い給与がもらえるような、「日本育ち電気屋ブランド」のようなものが出来れば、多くの外国の若者が日本で働きにきてくれて「人手不足」の解消になると思います。現場の安全面は日本の方が上でした各国でお客様の求める物が違ってきます。いかにニーズに合わせて高い評価を得るか企業として価値の提供が高くなる事により良い金額で受注が出来ます。
海外に行くと食事 考え方 物価など様々な事の違いが解ります。自分自身を見つめ直す良い機会です。今後年に1回か2回は行くようにしたいです。
代表取締役 吉田雄亮