2011年03月
2011年03月14日
復興への第1歩も重要です。
時事通信より転載します。
国土交通省は13日、東日本大震災を受け、住宅メーカーなどで構成するプレハブ建築協会に対し、今後2カ月で3万戸程度の仮設住宅を提供するよう要請したことを明らかにした。用地選定などのため、岩手、宮城、福島の3県に職員を派遣する。
仮設住宅は、1995年の阪神・淡路大震災の際にも発生から2カ月強で同程度の戸数が建設された。
また、国交省によると、13日の時点で東北地方の公営住宅約1000戸と都市再生機構(UR)の賃貸住宅15戸を、被災者に無料で一時提供できるという。全国的には公営住宅約5000戸、UR賃貸住宅約1000戸の一時提供が可能。
一方、住宅金融支援機構は14日から、災害復興住宅融資と、被災者のローン返済方法変更について電話相談を受け付ける。全国賃貸住宅経営協会なども、住宅を失った被災者への支援を国交省に申し出た。(2011/03/14-01:33)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011031300306
現時点では、被災者の救助、原発の安全確保、ライフラインの早い復旧などが望まれます。
その後は被災者の方達に、一日も早い普段の生活への移行です。
仮設住宅を建築する場合、建築と電気に関してはあまり難しい工事では無いでしょう。
問題は上下水の関係を、早く作れるかにかかっています。
特に下水に関しては、普段使っている本下水が使用不可能の可能性があり、大規模な浄化槽が必要になると思います。
3月中旬も過ぎて、作業員の方の手配は結構スムーズに行くと思います。
人が生活する上で、トイレ、風呂、台所は一番大事にしなければいけないので、そこでの作業計画を綿密に作り、着工して欲しいです。
避難所で電気もなく生活されている方達に、早く発電機と燃料を配布して頂ければと思います。(テレビ、ラジオ、パソコンが使えるので情報が取り易くなるでしょう。)
建築業界の皆さん、力の見せ所です。頑張りましょう。
最後に原発での安全確保に尽力している、作業員の方達に心から敬意を申しあげます。
2011年03月13日
原発に関して、興味深い記者会見がありました。
いずれにしても、冷却用ポンプが作動しなくなったのが、原因です。
この記者会見の中で話していますが、非常用電源設備は普段作動してないので、非常時に動かない事は良くある話だと述べてます。
地上波で、このようような事は言えませんが、これは本当の話です。
実際に病院などの自家用受電設備では、非常用発電機が仮に切り替わらない事を想定して、別に発電機を用意して、点検業務を行った事がありました。
発電機に関しては、燃料が無くなれば作動はしなくなります。
燃料補給や違う発電機に切り替わり、その間に燃料を補充するかたちで、システムを構築してたはずですが、それがうまく作動しなかったのも痛すぎる原因になってしまいました。
だからこそ、定期動作点検が実際事故が起きた時を想定して、行っていたかが重要になります。
設計レベルをどこまで想定していたのかが、まだ発表されていませんが、
そこが一番重要になってきます。
http://www.ustream.tv/recorded/13269582
同友会で御一緒している、林さんもこの記者会見を紹介してます。
http://blog.todakouen.jp/
現場で作業をされている方は、被爆しながら自己犠牲の精神で戦っています。
誹謗中傷だけはやめましょう。
2011年03月12日
最悪の事態にならなければいいですが。
東京電力は12日、福島第1原発1号機で同日午後3時36分ごろ、建物の直下で大きな揺れを感知し、その直後に爆発音とともに白煙が上がったことを明らかにした。同社の社員2人と復旧作業に当たっていた協力会社の社員2人の計4人が負傷し、病院で手当てを受けている。
建物の天井が落下したとみられる。敷地境界の放射線量は、人間が自然界から1日に受ける線量(6.6マイクロシーベルト)の約150倍に当たる1015マイクロシーベルトだったとの情報もある。
経済産業省原子力安全・保安院は「官邸とも連携し、事実関係を精査する」としている。
車で移動中にテレビ朝日を見ながら、知りました。
重大な情報を隠してるとしか思えない、対応の遅さです。
地震は天災ですが、原発の事故は人災である可能性が高いです。
電源がなく、冷却水のポンプが回らないとか、発電機が作動してないなどは、日頃の安全管理がどうだったか、しっかり検証しないと駄目です。
それにしても、設計段階や緊急のシュミレートでもまったく想定しなかった地震だったのでしょうか?
テレビを見ていても、専門家がこの事を全く話そうとしていないのが、にわかに信じられないのが、現実です。
隠している情報があれば、政府と東電は発表しないと駄目です。
怪我をされた、4人方達の内3人が軽傷ならば、すぐに事情を確認してどんな爆発であったのか、すぐに発表出来るはずです。
今日は寝ないで、情報を集めないと駄目ですね。
皆さんもテレビ、ラジオ、ネットなどでしっかり情報を集めましょう。
政府の判断より、最後は自分自身の判断です。
皆で、この難局を乗り切りましょう。
東北地方太平洋沖地震
死者・不明者1000人超=広範囲で津波、被害拡大―東日本巨大地震
提供:時事通信社
東北や関東地方を襲った「東北地方太平洋沖地震」は、12日も各地で被害の報告が相次ぎ、死者・行方不明者は1000人を超える見通しとなった。警察庁によると、死者は岩手、宮城、福島各県を中心に午前8時現在で計217人が確認され、行方不明者は681人。これ以外に仙台市若林区で水死とみられる200〜300人の遺体が見つかったほか、宮城県名取市の海岸で100人程度の遺体が見つかったとの情報があり、被害はさらに拡大する恐れがある。
一方、東京電力によると、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の正門付近で、通常の約20倍の放射線量が検出された。放射性物質が漏れた可能性があるという。
各県や総務省などによると、宮城県気仙沼市や岩手県の太平洋側では大規模な火災が発生。気仙沼市は津波で市街地の3分の1が水没し、気仙沼湾に浮かぶ大島の4集落が壊滅状態となった。
岩手県陸前高田市は8割が水没、宮城県女川町もほぼ壊滅状態という。宮城県によると、県内の高校や病院など計423カ所に約6万人が避難、救助を待っている。
また防衛省は、福島県南相馬市の約1800世帯が壊滅状態としている。
気象庁は12日午前3時20分、国内の全66予報区で大津波警報、津波警報、津波注意報のいずれかを発令した。全予報区での発令は初めて。
JR東日本は、宮城・岩手両県で地震後に乗務員と連絡が取れない列車が計4本あると発表した。
東電によると、福島第1原発2号機は冷却機能が停止。1号機も原子炉格納容器内の圧力が上昇したため、破壊を防ぐため弁を開く。微量の放射性物質が放出される恐れがあり、政府は半径10キロ以内の住民に避難を指示した。
神戸地震の180倍もの強い揺れとの報道がありました。
我が家も多少の被害は出ています。
但し、避難されてる方や、救助を待っている方に比べたら贅沢は言えませんね。
社員の無事は、昨日確認出来たので、まずは良かったです。
昨日連絡が取れなかった現場に、何箇所か廻る予定です。
みなさん、助け合いの精神でがんばりましょう。